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後継者が感じることが多い、社内コミュニケーションの難しさ

事業内容建設業
従業員数50~100人
支援方法訪問コンサルティング 月4~5回

概要 OUTLINE

戸建てやマンション、店舗、工場、倉庫などを総合的に扱う建設業者の事例です。

業績が悪化しているだけでなく、役員の影響力が大きく経営者のやりたいことができない、という問題を抱えていました。
役員や従業員からの協力を得られないとコンサルティングの効果が限定的になってしまうため、コンサルティング開始前に役員とも面談し、まずはコミュニケーションを取ることから始めました。

慎重にコンサルティングを進めていったので最初は思うようなペースで進みませんでしたが、一旦流れに乗り始めると順調に成果が出てきました。

 

課題 SUBJECT


  • 案件別の採算管理がしっかりとできていなかったため採算割れ案件も多く、見積もり金額も人によってバラバラだった。

  • 主要取引先1社からの受注が売上全体の半分以上を占めていたが、全体的に利益率が低く、年度により売上の増減も大きかった。

  • 経営者は2代目社長だったが、先代の時代から勤めている年上の役員が3人おり、社内では経営者よりも役員の方が影響力を持っていた。

支援内容 SUPPORT


  • 経営者やコンサルタント主導ではうまく行かないことが予想されたため、まずは役員や従業員とコミュニケーションを取ることを優先し、少しずつ現状分析を進めていった。

  • 役員によって異なった指示が出されることもあり、従業員としても見積もりや経費を管理するためのルール作りを望んでいたため、採算管理の仕組み作りを行った。

  • 主要取引先との取引方針を見直すとともに、既存取引先に対してしか行っていなかった営業活動を改め、新規取引先を獲得するための営業活動を始めた。

成果 ACHIEVEMENT


  • 採算管理の仕組みを作ったことで採算割れ案件が減少し、案件別の進捗管理の精度も向上したため、資金繰りが安定するようになった。

  • 主要取引先からの受注割合は売上全体の40%程度に低下したが、総売上は増加傾向にあり、粗利益率も10%以上改善し、営業利益段階で黒字化した。

  • 業績が向上し、社内の雰囲気も変わったため、経営者の社内での評価や影響力が高まり、役員とのコミュニケーションも改善された。

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